伸び続ける越境EC市場
越境ECとは国境を越えて取引されるECのことです。
越境ECについては「越境ECを成功させるためのポイントを徹底解説」の記事でも詳しく解説しています。
日本・アメリカ・中国の各国間の越境C市場規模の推計結果では、2021年に日本が越境して買った金額は3727億円でした。反対に売った金額は3兆3,606億円でした。
日本・米国・中国3 ヵ国間の越境EC市場規模(単位:億円)
世界の越境EC市場については、「世界のEC市場」の章で詳しく解説します。
日本の商品が購入される理由
越境ECを活用してでも日本の商品を購入したい理由(複数回答)
トップは「自国で購入できないから」で 77%、続いて「価格が安いから」37%、「品質がよいから」31%、「日本ブランドに安心を感じるから」26%などとなっています。
「自国で購入できないから」が約 8 割となっていることから、商品のオリジナリティや日本限定等の「プレミアム感」をいかに出すことができるかが、日本における越境 EC 成功の鍵と言えます。
また、カテゴリ別の購入したい日本の商品は「おもちゃ、ゲーム、アニメグッズ」が48%で最も多く、続いて「本・DVD/CD・エンタメ」41%、「家電製品、カメラ、AV機器」32%などとなっています。
コロナ後、越境 EC で購入したい日本の商品(複数回答)
中国のEC市場および越境EC市場規模
2021年の中国との越境ECは、2兆1,382億円分の商品を日本が中国に販売していて、365億円の商品を中国から日本が購入しています。
中国の越境ECを含むEC市場規模は世界で最も大きく、2021年には2兆4,886億USドルとなっています。変化率(伸び率)は鈍化の傾向にあるものの、2025年には1.5倍近い3兆6,159億USドルになると言われています。
中国の越境ECも今後も伸びていくと考えられており、2021年の1,773億USドルに対し、2023年には2,209億USドルの規模になると予測されています。
中国の越境ECも今後も伸びていくと考えられており、2021年の1,773億USドルに対し、2023年には2,209億USドルの規模になると予測されています。
米国(アメリカ)のEC市場および越境EC市場規模
2021年のアメリカとの越境ECは、1兆2,224億円分の商品を日本がアメリカに販売していて、3,362億円の商品をアメリカから日本が購入しています。
2021 年の米国における EC 市場規模は前年比 14.6%増の 8,707 億 US ドル、小売市場に占める EC 市場の割合は 13.2%と推計されています。2020 年第2四半期には新型コロナウイルス感染症拡大による小売店舗閉鎖、外出禁止などにより EC 利用が急増しましたが、2021 年に入っても EC 化率はほぼ 13%台で推移しています。各種調査会社の推計によれば、米国における EC 化率の傾向は今後も 14%前後を維持すると考えられています。
米国における EC 市場規模(2019 年~2021 年)
2021年のアメリカとの越境ECは、1兆2,224億円分の商品を日本がアメリカに販売していて、3,362億円の商品をアメリカから日本が購入しています。
2021 年の米国における EC 市場規模は前年比 14.6%増の 8,707 億 US ドル、小売市場に占める EC 市場の割合は 13.2%と推計されています。2020 年第2四半期には新型コロナウイルス感染症拡大による小売店舗閉鎖、外出禁止などにより EC 利用が急増しましたが、2021 年に入っても EC 化率はほぼ 13%台で推移しています。各種調査会社の推計によれば、米国における EC 化率の傾向は今後も 14%前後を維持すると考えられています。
米国における EC 市場規模(2019 年~2021 年)
日本から購入する金額で見ると、中国の方がアメリカよりも約1.74倍大きいのですが、伸び率に着目すると中国の9.7%よりも大きい25.7%とアメリカの方が大きく伸びています。
中国と比べるとEC市場自体の伸び率は鈍いですが、今後も越境EC市場は伸びていくことが期待できます。
世界のEC市場
世界の BtoC-EC 市場規模(単位:兆 US ドル)
2021年の世界のEC市場規模は、4.92兆USドルで、EC化率は19.6%でした。2021年12月31日の為替レートは1ドルが約115円でしたので、円で換算すると565.8兆円です。
EC化率は2019年の13.8%より大きく伸びており、世界的に新型コロナウイルス感染拡大の影響でECの利用が増えた結果と考えられます。
2025年にはEC化率は24.5%まで伸びると予測されており、世界的にECの重要性がますます高まると考えられています。
国別のシェアを見ると、中国が52.1%と半分以上を占めており、その次に大きなアメリカの19.0%と合わせると2国で70%以上の規模となっています。2025年の世界のBtoC-EC市場は2021年より2.47兆USドル伸びると予測されており、同期間の中国のEC市場は1.1兆USドルの伸びであることから、他国のシェアが伸びてきても当面中国が多くのシェアを占めるという構図は変わらなさそうです。
世界の越境EC市場
越境ECを考えるとき、市場規模の大きい中国と米国をターゲットに考えがちですが、越境ECも世界的に拡大していくと予測されており、売上を伸ばすため幅広い国に対応していく必要が出てきそうです。
世界の越境EC市場は2019年の7,800億USドルから、2026年にはその6倍以上の4兆8,200億USドルになると言われています。世界のBtoC-EC市場の予測では、2025年で2019年の2.2倍程度の伸びなので、越境EC市場の伸び率はそれよりもずっと高い予測となっています。
世界の越境EC市場の大幅な拡大が予測される背景としては、越境 EC の認知度の上昇、自国にはない商品への取得欲求、自国よりも安価に入手できるものがあること、商品やメーカーに対する信頼性等が挙げられます。事業者目線では、越境 EC によって消費者ターゲットを世界に拡大しようとする事業者の積極姿勢があると考えられます。物流レベルの向上も越境 EC を促進する要因の一つになっています。
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