ネットショップでのデザインの重要性
ネットショップをつくってみようと思ったときに、最初に困ってしまう項目のひとつとして、ネットショップの「デザイン」があるのではないでしょうか。
ネット上での買い物は慣れているし、普段からネットショップに関わる機会が多いという方でも、あらためてネットショップを作るというと、どういうデザインがいいんだろう?と考えてしまう方も多いと思います。
ネットショップとひとくちで言っても、いろいろなデザインがあるので、自分のショップにあったデザインとは?という答えを導き出すのはとても難しく、それらを専門的に取り扱っている方でなければ、最適なデザインにまでたどり着くのは難しいですよね。
ここでは、ネットショップを開店するまでに最低限おさえておきたいデザインの知識をご紹介します。
<< デザインとはなにか >>
デザインとは正しく伝える手段
みなさんが「作れない」と苦手意識をもっているデザインとは具体的にどういうものなのでしょう。
自分には絵心がない、センスがないという思い込みで、自分からデザインというものを突き放してはいませんか?
そもそも、デザインという言葉からみなさんは、以下のようなものを想像される方も多いのではないでしょうか。
「きれいなもの、かっこいいもの、おしゃれなもの、洗練された美しいもの」
これらの答えは、大きく外れてはいないものの、どれも抽象的で、核心をついた答えではありません。
どうしてもデザインという言葉に対して「見た目」や「感覚」のみがクローズアップされがちですが、デザインというのは、設計・計画をおこない、機能性や実現性などの目的を達成するためのすべてを指しています。
つまり、デザインとは、「伝えたい情報を整理し、わかりやすく効果的に伝える手段」なのです。
デザインが最適化されているか、どうかの判断軸は、「かっこいいもの」でも「おしゃれなもの」でもなく、サイト運営者の伝えたい情報が正しく伝わっているかということなのです。
<< Webサイトで重要な役割を占めるデザイン >>
ネットショップでのデザインの必要性とは
デザインの本質は前段でお伝えしましたが、ネットショップを立ち上げる際のデザインの必要性、つまり情報をわかりやすく効果的に伝える必要性は、どういう状況で発生するのでしょうか。
例として、ネットショップをはじめるときの大きな目的のひとつ「商品を売る」という観点で考えてみましょう。
ネットショップへ訪問してくれた方が商品を購入するに至るまで、どういうステップをたどるか、ユーザーの動きを想像すると以下のような流れが考えられます。
「商品を探す」→「商品ページで商品の魅力や性能を確認する」→「配送料金や決済方法を確認する」→「買い物かごボタンをクリックする」→「配送先や決済情報を入力する」→「決済(購入)ボタンをクリックする」
購入に至るまでに、これらのステップをクリアする必要があり、そのためには、デザインがとても重要な役割を果たします。
なぜなら、デザインとはさきほど説明したとおり「情報をわかりやすく効果的に伝える手段」だからです。
訪問者が求めている情報がわかりにくく魅力が伝わらなければ、当然ですが最後のステップ「決済(購入)ボタンをクリックする」にたどり着く確率は極めて低くなります。
訪問者がページを離れてしまうケースとは
ネットショップへせっかく訪問者がたどり着いたにもかかわらず、購入に至らずにページから離れていくきっかけとはどういったものがあるでしょうか。
「想定より魅力的な商品でなかった、金額が高かった、売り切れていた、欲しかった商品が見つからなかった」などいろいろあります。
このなかで注目いただきたいのは「欲しかった商品がみつからなかった」という訪問者です。これには2つの意味があります。
1つは「欲しい商品が存在しなかった」。
2つめは「商品までたどり着けなかった」というものです。
1つめはデザインだけで解決するのは難しいですが、2つめはデザインで解決できるものです。
例えば、「商品を探す」というステップで、目的商品に関連するメニューやカテゴリーすら見当たらないのであれば、訪問者は迷子になってしまいます。
そして迷子になったときには、あっという間にそのサイトから離れてしまいます。
商品に限らず、配送料金や決済方法など求められている情報を正しく伝えられていない場合、商品を豊富に揃えていてもたどり着かずにページを離れてしまうこともあるということを覚えておきましょう。
欲しい商品が見つかっても購入に至らなかったケースとは
欲しい商品は見つかったが、購入に至らないケースも存在します。
例えば「決済(購入)ボタンをクリックする」のステップで、ボタンを見つけられなければ、当たり前ですが購入には至りません。
そんなショップないだろうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にそのようなショップが存在します。
この事例の恐ろしい点は、ショップ運営者がわざわざボタンを見えにくい状態にしているわけではないというところです。それでは、なぜボタンを見えにくくしたわけではないのに、そのようなことが起きてしまうのでしょうか?
答えはカンタンです。
それは、そのボタンよりも伝えたいと強く思っている情報が運営者側にあるからです。
- そのページで伝えるための大量な説明文を書く
- 商品の雰囲気を伝えるための大量のイメ0時画像を用意する
- ブランドの雰囲気を壊さないためにシンプルにしたボタンデザインを作る
いずれも決してボタンを隠そうと思ってする行動ではありませんが、逆にいえば、ボタンの場所を明確に伝えようともしていない(もしくは、しようとしているが伝えられていない)という状態に陥っていると考えられます。
ここで間違えてはいけないのは、ネットショップでの商品情報を伝えるための説明文やイメージ画像はとても重要なコンテンツです。手にとって見ることができないネットショップでは、そのコンテンツ量は多ければ多いほど良いともいえます。
問題は、その情報量のなかでも訪問者にボタンの存在を気づかせてあげるということなのです。
見た目や違う目的に執着してしまった結果、ショップ訪問者の視点を見失い、結果的に意図しない形になってしまっていることは往々にしてあります。
大事なのは目的に合わせたデザインになっているかということです。目的が訪問者に商品を購入してもらうことなのであれば、訪問者の視点に立って、その目的に則しているか必ず確認してみましょう。
ネットショップを運用する方のなかには、商品を売るという目的以外にも企業やブランドの認知度を上げるための露出といったこともあるかと思います。
それらも同様にその目的に合ったデザインが必ずあります。
デザインを構築していく際には、目的にあったデザインになっているかを確認することが、とても大事なのです。
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