商品撮影のポイント3:「シチェーション」を演出してみる

0円でも可!ネットショップでの上手な商品撮影のテクニック3つ
シチェーションを演出してみる

商品写真はネットショップの「顔」

直接商品を手に取って眺められないネットショップでは、同じ商品でも写真の見栄えだけで、売上は桁違いに変わってきます。
と、わかっていてもなかなかうまくいかないのが商品撮影。
撮影代行サービスもたくさんあるけれど、コストやスピードがネック。
できることなら自分でやりたいけれども…
「どうしても薄暗い写真になる」「見た目と色が違う…」「道具をそろえるのが大変そう」「高いカメラを持ってない。スマホじゃだめ?」「よくわからないけど難しそう」

そんな失敗やお悩みは、たった3つのポイントを押さえるだけで解決します!
商品撮影のポイント1:「光」をコントロール
商品撮影のポイント2:「背景」をひと工夫!
商品撮影のポイント3:シチェーションを演出してみる

商品撮影のポイント3. シチェーションを演出してみる

実際に商品を手に取れないネットショップの商品陳列では、商品のディテールを伝えることに加えて、その商品の持つ雰囲気を伝えることも重要です。
商品を手に取れる店頭の陳列と、見た目だけで商品やショップの魅力を伝えるショーウインドウの陳列の差をイメージしてみると良いかもしれません。

商品の雰囲気とは、

・相対的な大きさ
・様々な角度からの見た目
・他の商品とのコーディネート
・利用例

といった、商品単体の写真では伝えにくいものになります。
だからこそ、商品にあったシチュエーションや雰囲気づくりをした写真を掲載することで、より魅力的に商品を演出することができます。

▲ダイニングテーブルの木目をそのまま使ってみました

手作りのあたたかみが強調され、また、木目と比較することで単色の背景の写真よりも商品の大きさのイメージが伝わりやすいものにもなっています。

生活の中に置いてみたイメージや楽しげな雰囲気を演出するために、ほかの商品と混在させたシチュエーションで撮影する場合もあると思います。
商品単品の撮影ではスマートフォンのカメラを使った写真でも、そこそこ使える写真が撮れますが、こういったスナップ的な写真の場合はデジタル一眼レフのほうが向いています。

同じような構図でスマートフォンのカメラとデジタル一眼レフの作例を並べてみます。

  左:デジタル一眼レフ        右:スマートフォン

あえてごちゃっと物を置いた写真です。
中心にあるナマケモノ君(仮称)が商品だと考えてください。
一見あまり違いがないように見えますが、左のデジタル一眼レフの写真のほうが「どれが商品か」が伝わりやすいと思います。

これは背景のボケの違いです。
デジタル一眼レフの写真では背景となるサボテンがボケていることで、中心にあるナマケモノ君が主役として浮きだして見えています。
右のスマートフォンのカメラを使った写真では背景にまでピントが合ってしまい、かつサボテンのほうが色鮮やかなためそちらに目が行ってしまいがちです。

このような撮影ができる分、商品撮影ではデジタル一眼レフのようなある程度しっかりしたカメラを用意したほうがより魅力的に商品を演出することができるといえるでしょう。

商品撮影の道具をそろえて本格的に
商品点数が増えてくると、商品写真撮影の手間もどんどん増えていきます。
また、前項では太陽光を利用した撮影をご紹介しましたが、作業場所や時間の都合でいつでも実践できる方法ではありません。

本格的なネットショップの展開を考える場合は、作業を効率化するための道具が必要になるでしょう。
最低限、以下の4つの道具をそろえておくといつでも安定した商品写真撮影ができる環境がととのいます。


1.ライト
自然な太陽光に近い「昼白色」や「ナチュラル」という分類のものを選択するのがおすすめです。(「昼光色」では青っぽい写真になりがちなのでご注意を)
なるべく光の方向を自由に変えられるものを用意するとセッティングも楽ですね。


2. レフ版
光を反射するための道具です。ドラマやモデルさんの写真撮影のシーンなどで一度は目にしたことがあると思います。
光源からの強い光を反射してあげることで、商品の一方向に強い影が出てしまうことを防ぐ役割があります。

商品撮影のポイント1.「光」をコントロールでご紹介した自宅ダイニングでの撮影セットでは、光源となる窓の向かい側に白い紙を立てて代用していました。

ぺらぺらの紙ですとくりかえしでの使用にも向きませんし、固定するのも大変です。
レフ版を一つ用意しておけば手軽に撮影を開始できます。


3. バック紙
上の写真でも白い紙を置いていますが、写真の背景にする紙です。
背景に段差や影がでないように、縦長の紙などに適度なカーブを付けて設置するのがポイントです。

目の粗い画用紙などですと不要な影がでたり、やや暗めに写ってしまったりしますので、特別な意図がない場合は模造紙などのツルツルの紙が適しています。
基本的には白、黒の2種類を用意しておくと良いでしょう。


4. 三脚
カメラを固定する台です。
大量の商品の写真を同じ条件で連続して撮影する必要があるときなど、カメラの位置が動かないように固定してしまえばいちいちピント合わせをせずにつぎつぎと撮影ができますね。
三脚を使えば手ぶれも防げますので、失敗写真を量産することもありません。
また、ライトやレフ版、バック紙を固定するのにも応用できるので、安いものでも数本用意しておくとセッティングがぐっと楽になりますよ!

これらの道具は安いものならばトータル数千円でそろえられます。
「撮影うまくいかない!面倒くさい!」という苦手意識がつく前に買いそろえてしまったほうがいいかもしれませんね。









まとめ
商品撮影のポイントを三週に渡って投稿しました。
いかがでしょうか。
今回のポイントをまとめると

・「光」をうまくコントロールしよう
・「背景」に気を抜かずに一工夫
・「シチュエーション」を作ってみよう

カタログや商品パッケージなどの印刷物の写真と違い、ネットショップの写真はいつでも、いくらでも差し替えができます。
まずは一発で完璧を目指さず、とにかく試行錯誤しながらたくさんの商品を撮影してみましょう。

最初はイマイチなものでも、納得できるものが撮れたら差し替えればいいのです。
繰り返し撮影しているうちに自然とあなたなりの正解が見えてくるようになり、それが商品撮影のスキルとなり、商品写真は立派なショップの看板となります。

実店舗では商品のディスプレイ陳列が売上を大きく左右するように、商品写真はネットショップに訪れたお客様をひきつける大事な「主役」です。
時代や商材、季節によっても求められる要素はかわります。
ネットショップ初心者の方はもちろん、すでに大きな売上を上げている方も、工夫を凝らした商品写真で売上アップを目指しましょう!


当社は、パソコン教室を運営しております。
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