ネットショップ(ECサイト)開業から販売までの流れ

ネットショップ(ECサイト)開業から販売までの流れ

1)インターネットへの接続

ネットショップを開業するには、まずパソコンをインターネットに接続するところからスタートします。

インターネットに接続するためにプロバイダー(※1)との契約が必要であり、ネットショップを公開するのに必要なスペース(土地)が事業者と契約して借りるレンタルサーバーです。

プロバイダーが必要なスペースを提供してくれる場合もありますが、商用目的での利用が禁止されていたり、SSL(個人情報・クレジットカード情報などの大切な情報を暗号化して送受信する仕組み) に対応していなかったりなどのデメリットが多いため、ネットショップの公開にはレンタルサーバーの利用をおすすめします。

(※1) プロバイダー
インターネットという仮想空間の中で、必要な情報にたどり着くまでの「道」をインターネット回線(光回線・ADSL・CATVなど)と呼び、このインターネット空間への入り口でIDやパスワードを発行しているのがプロバイダーというインターネット接続事業者です。
プロバイダーと契約しないと、インターネットは使えません。

2)レンタルサーバーとの契約

インターネット上の「土地」にあたるレンタルサーバーの種類は、大きく分けてふたつあります。

・ひとつのサーバーを丸ごと利用できる「専用サーバー」

・複数のユーザーで利用する「共用サーバー」

それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう

専用サーバー(大規模向け)共用サーバー(小規模向け)
メリット自由度が高いため、さまざまなことができる低価格で専用のツールが用意されているので、はじめてでもかんたんに利用できる
デメリット高価格でメンテナンスは自分たちでおこなうため高度な技術が必要ほかの利用者の影響を受ける

初めてネットショップを開業するのであれば、専用サーバーと比較して「低価格」「サーバー管理が不要」という観点から、「共用サーバー」がおすすめです。

レンタルサーバーの契約と同時に独自ドメイン も取得しておきましょう。
ドメインとは、「abc.com」や「abc.co.jp」など、お店のURLになる部分のことです。
ドメインは実店舗での「住所」にあたります。

共用サーバー全体で使うドメインを「ドメイン」、世界でひとつだけのオリジナルのドメインについては「独自ドメイン」や「オリジナルドメイン」と呼びます。
ドメインについては、ページ下部のそうだったのか!準備しておきたいドメインにて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

3)ネットショップ(ECサイト)のデザイン

建物部分が揃ったところで、ここから実店舗での内装にあたる、ショップのデザインをおこないます。
ショップ制作(サイトデザイン)をおこない、できあがった店舗に商品を配置していきます。

サイトのデザインや商品の陳列には専用のシステムが必要です。
レンタルサーバー上に商品のページを作っていき、装飾をしていくのです。

4)ネットショップ(ECサイト)でのお会計

実店舗でのお客様の来店(集客)・レジでの会計ですが、これにもシステムの導入が必要です。
実際の店舗ではお店の前を通りがかったなどの自然集客が可能ですが、インターネット上ではそうはいきません。

まずはショップのことを知ってもらい、さらに「このお店にくれば○○が買える」ということをお客様にアピールする必要があります。

ネットショップのレジは通常のお会計(決済方法)以外に「配送方法」や「梱包方法」を確認しなければなりません。
一般的に実店舗での「レジ」の部分をネットショップでは「ショッピングカート」と呼びます。